ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

ドイツ

金魚を眺めつつ

金魚、水槽の管理やえさの与えかたなど、試行錯誤中。でも金魚たちは我関せずと、のんびりぼんやりしていたり、えさのことを考えたりしている。 「金魚」はドイツ語ではGoldfisch。金魚はヨーロッパにいつ渡ったのだろう。ネットでちょっと調べてみようかな…

クレヨンハウスのブッククラブ 絵本の本棚

落合恵子が主催する「クレヨンハウス」に、セレクトされた子どもの本が毎月届く「ブッククラブ」というのがある。郵便局に行ったらカタログが置いてあったのでもらってきたのだけど、2009年度のやつだった。ネットのクレヨンハウスのサイトで見てみたら、201…

モノ・マガジン NO.622(ワールドフォトプレス)

ああ、ばたばたして紹介しないでいるうちに、次の号が出てしまった・・・。 「モノ・マガジン」の622号、メインはWindows 7についてなのだけれど、「特集」として「ドイツデザインの力」という記事が載っていたのである。 構成・文は早稲田大学の原克氏。ご存じ…

電子辞書を・・・

告白せねばならない。 電子辞書を買ってしまった。1年前に買ったばかりなのに。カシオのドイツ語モデル。 理由はある。昨年のモデルは液晶がタッチパネルになったのだが、画面があまりに暗かったのだ。それでなくても年のせいで目が見えづらくなっているのに…

筑摩書房の今月の文庫よりドイツもの2点

読んでからだと時期を逃すので、とりあえず記す。 まずはちくま文庫、今泉文子編訳『ドイツ幻想小説傑作選 ロマン派の森から』。ドイツ幻想小説傑作選 ――ロマン派の森から (ちくま文庫)作者: 今泉文子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/02/09メディア: …

下田淳『ドイツの民衆文化 祭り・巡礼・居酒屋』(昭和堂、2009年11月)

ドイツの民衆文化―祭り・巡礼・居酒屋作者: 下田淳出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2009/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (2件) を見るドイツの民衆史、民俗史に関する著作はいろいろとあるのだろうけれど、これは教科書と…

アネット・ルイザン「ママがネットを始める」

前にも書いた、ドイツの女性歌手アネット・ルイザン。 日本版のボーナストラックに、"Mama will ins Netz" という曲が入っている。パソコン用語が出てきて、お勉強になるのだ。 hallo Mama du hast jetzt n Computer bei Aldi günstig... ist ja super! du w…

『画の描写』と『鈴木先生』

Jさま ここを見てくださっている方で、タイトルに挙げたふたつの作品名を両方とも知っているのはJさんくらいではないかと思いますので、お便りいたします。 ドイツの劇作家ハイナー・ミュラーの不思議な作品「Bildbeschreibung」、邦訳では『画の描写』、…

メアリー・ノートンとジェイムス・クリュス

『床下の小人たち』の続き。 メアリー・ノートンと同時代のドイツの児童文学作家にジェイムス・クリュスがいる。『床下の小人たち』が書かれた1952年にデビュー、4年後の1956年、『ロブスター岩礁の灯台』Der Leuchtturm auf den Hummerklippenを発表。プロ…

新聞より

新聞で、いくつかドイツ関係の記事をみつけたので、メモ。 日経新聞朝刊の最終面文化欄、「赤ずきん絵本十選」という連載が昨日から始まっていた。「十選」だから、10回続くのだろう。板橋区立美術館学芸員の松岡希代子という方の執筆。 昨日は1800年刊の、…

かっこいいもの

平山郁夫が亡くなった次の日、朝のテレビで小倉智昭が、平山の絵の値段は1号いくらいくらで、亡くなったことでさらに値段が上がるだろう、画商の方々は手に入れようと必死なのでは、などというようなことを言っていたが、そうかなあ。 逆に、早く今の値段で…

フィガロジャポン、2009年12月5日号はロマンティック街道の特集

なのである。 「幸せいっぱい! ドイツの旅 ロマンティック街道へ。」と銘打って、ヴュルツブルク、ローテンブルク、ディンケルスビュール、フリードリッヒスルーエ、アウクスブルク、フュッセンが紹介されている。30ページほどの分量なので、それほど盛りだ…

ベンノー・プルードラ『氷の上のボーツマン』(岩波書店、2009年11月)

氷の上のボーツマン作者: ベンノー・プルードラ,ヴェルナー・クレムケ,上田真而子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/11/14メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 好きな作家プルードラの、1959年の作品。原題は"Bootsman au…

トーマス・ルフ

「アサヒカメラ」に連載されている「連載鼎談 今日の写真2009」は、写真評論家の倉石信乃と写真家のホンマタカシが毎回ゲストを一人迎えて、新しい写真展や写真集について語るという企画だが、12月号のゲストはトーマス・ルフ。 トーマス・ルフはいわゆるベ…

イモムシケムシ!

Monika Lange/Ingo Arndt:Geheime Welt der Raupen(Sauerländer, 2008)・・・モニカ・ランゲ/インゴ・アルント『イモムシ・ケムシのひみつ(の世界)』。今年度のドイツ児童図書賞の、実用書部門にノミネートされていた作品である。虫好きな娘に見せようと思っ…

今日の日記

10時半より大学でドイツ語初級の授業。 今日は11月9日である。ので、もちろんドイツにおける「11月9日」について話をする。 1918年11月9日、いわゆる「ドイツ11月革命」。1871年のドイツ帝国成立(明治4年だ)、そのドイツ帝国がおこした第1次世界大戦、その…

Rammsteinを初めて聴いた

近所のHMVでラムシュタインの新譜"Liebe ist fuer alle da"(輸入盤)を見つけ、買ってきた。日本版も12月にでるらしい。アメリカでも大人気のバンド。 超過激な、発禁的PVが話題となっていたラムシュタイン。確かに過激な歌詞ではあるけれど、音楽的な…

中村真人『素顔のベルリン 過去と未来が交錯する12のエリアガイド』(ダイヤモンド社、2009年10月)

素顔のベルリン 過去と未来が交錯する12のエリアガイド (地球の歩き方GEM STONE)作者: 中村真人出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/10/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (16件) を見る今日は肌寒い一日だった。ど…

シュトゥットガルトのクラインガルテン

NHK教育テレビで、「趣味の園芸 やさいの時間」(ヒデキが畑を作って野菜を植えている番組、講師は藤田智、へんな先生)と「趣味の園芸 ビギナーズ」という番組がある。そのテキスト11月号に、「キッチンガーデン探訪」というコーナーがあって、今回は「…

ヴィジュアル系ベルリン本2冊。

ベルリンを紹介する、おしゃれ写真中心のA5版サイズの本を、2冊見つけて購入。 ひとつは、見市知『ベルリン 東ドイツをたどる旅』(産業編集センター、2009年9月)。ベルリン―東ドイツをたどる旅 (私のとっておき)作者: 見市知出版社/メーカー: 産業編集…

Jan Hillesheim『ビールを楽しむドイツ語』(三修社、2009年9月)

三修社はちょっと変わった楽しげな語学参考書というか会話集を出しているけれど、これもそう。ゲーテ・インスティトゥートの講師が書いた、ビールに特化した会話・表現集である。ビールを楽しむドイツ語作者: ヤンヒレスハイム,金子みゆき出版社/メーカー: …

ノーベル文学賞はHerta Müller

すでにご存じのことと思うけれど、今年のノーベル文学賞をドイツの作家ヘルタ・ミュラーが受賞した。ドイツ人作家としては、ギュンター・グラス以来10年ぶりのこと。2004年にオーストリアのイェリネクが受賞しているから、ここ10年で3人、ドイツ語で書く作家…

Figaro voyageとpenと週刊文春

あまり知られていないことだが(実はぼくも少し前まで知らなかった)、今年は「日本オーストリア交流年2009」なのだった。夏に行ったザルツブルクの美術館で日本美術展をやってたのも、この関連だったようである。 なんでも、日本とオーストリアの「外交関係…

Spiegel Specialの記事:Visual Keiの話

Der Spiegelの特別号Special、2009年第1号は、20歳から35歳までのドイツの若い世代特集。巻頭のエディトリアルによれば、若者たちは定着をせず、グローバルに思考し、常にネットとつながっている、そしてそれ以前の世代が経験したことのない大きな危機のなか…

ドイツ映画祭2009

情報。 今年も新宿バルト9で「ドイツ映画祭」だ。10月15日(木)から18日(日)まで。一昨日からチケットの一般販売も始まった。公式ホームページはここ。 http://www.germanfilmfest.jp/index.html 今年のベネチア映画祭で審査員特別賞だった、旬の映画監督…

長谷川四郎

「KAWADE 道の手帳」シリーズの最新刊は、長谷川四郎。生誕100年とのこと。長谷川四郎--時空を超えた自由人 (KAWADE道の手帖)出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/08/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 21回この商品を含…

Nintendo DSを海外旅行に持っていく際にはご注意ください

ムスメがドイツ旅行に持っていったDSi、充電は変換プラグだけ持っていけばだいじょうぶだと思っていたら、実は海外用の別のACアダプタが必要だった、とホテルで充電しようとしてようやく気がついたのだった。 仕方ないのでSaturnに行って聞いたら売り切れ、…

「民意」と選挙制度の関係は・・・

総選挙の結果に関して、やっぱりひと言メモしておこうと思う。 さまざまな理由・過程はあるにしても、ひとつの政党にこれだけ大きな数の力を与えられたという状況が、とてもイヤである。 この大きな「振れ」はつまり、かなり多くの人びとが4年前には自民党に…

ミュンヘンに行ってきた

一週間ほど、ミュンヘンに家族で旅行してきた。恩師がサバティカルで滞在しているのを訪ねていったのである。久しぶりのドイツだ(ドイツ語など教えているのに!)。 最初の数日はかんかん照りの天気、暑い暑い。しかし滞在中程では雨がふって、日が暮れると…

採点でたいへんな日々

とりあえずメモ。 川口マーン惠美『ドイツ料理万歳!』(2009年7月、平凡社新書)を読む。著者はシュトゥットガルト在住25年と。長くドイツで暮らしてきたひとが率直にドイツの食事風景をスケッチしている。自分に自信があり、思ったことをストレートに言う…