ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Wir sind Helden のユーディット・ホロフェルネス

昨日のエントリーで名前を挙げた、Wir sind Heldenのボーカル(作詞作曲も)Judith Holofernesは、もちろん芸名だろう。 旧約聖書外伝、ユディト記の話。アッシリア王ネブカドネザルに派遣された将軍ホロフェルネスに包囲された町ベツリア。そこに住む敬虔で…

Wir sind Helden:Sa Itte Miyo

サァ イッテミヨウアーティスト: ヴィア・ジンド・ヘルデン出版社/メーカー: インディーズ・ハウス発売日: 2008/05/14メディア: CD購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (8件) を見るドイツ語を習ったり教えたりしている方々にはおなじみであろうWi…

吉田秋生『海街diary2 真昼の月』(2008年10月、小学館)

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)作者: 吉田秋生出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/10メディア: コミック購入: 30人 クリック: 125回この商品を含むブログ (256件) を見る2006年から始まった連載の、単行本2冊目。いい話…

志村貴子『放浪息子 8』(エンターブレイン、2008年11月)

放浪息子 (8) (BEAM COMIX)作者: 志村貴子出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2008/10/25メディア: コミック購入: 11人 クリック: 46回この商品を含むブログ (131件) を見るうーむ、にとりん…。こういう展開かー。 最後の2話、タイトルが「堰」と「決…

森真一『ほんとはこわい「やさしさ社会」』(ちくまプリマー新書、2008年1月)

ある種の「やさしい」人とは、傷つくことを恐れて自己防衛する人間であることは、それはもう自分を振り返ってみても、そうだ。そして、あの人は無神経だと感じつつ、そのような人が放つ、これもある種の魅力に、あこがれを感じつつ傷つき、そしてまたあこが…

清野智昭『中級ドイツ語のしくみ』(白水社、2008年9月)

先日妻が、電車のなかで隣の人の読んでいる本をちらっとみたら、ドイツ語の参考書のようだった、と言う。「副詞は文の主語になれない」と書いてあり、*Wo ist hier? とか*Wann ist jetzt? とは言えない、という説明があった、と(盗み見で、よくそこまでチェ…

高橋康典『マイスターのドイツビール案内』(2007年8月、幻冬舎ルネッサンス)

ちょっと前に、やれやれ金曜日だ、と一息ついたばかりだと思っていたら、気がつくともう金曜日になっているではないか。2、3日ほど気絶していたとしか思えない。40歳を過ぎると、人生早送りなのか。 さて、アルコールは弱いのだが、ドイツビールの本は楽…

吉村正和『フリーメイソン』(講談社現代新書、1989)

講談社「ベスト・オブ・ベスト・フェア2008」とのことで、本屋に並んでいた。啓蒙主義を含めた17、18世紀に関する勉強として、読む。以下、メモ。 ・ドイツに最初のロッジが創設されたのは、1737年。ドイツでのフリーメイソンは、啓蒙主義とほとんど同じもの…

吉井仁実『現代アートバブル』(光文社新書、2008年9月)

現代美術を専門とするギャラリーを開いているギャラリストの、ギャラリストの視点から現代アートを紹介する本。タイトルに「アートバブル」なんてついているけれど、中身は今日のアート・マーケット隆盛に批判的というわけではない。 芸術、この場合は造形芸…

青木さん家の奥さん

昨日、南河内万歳一座の内藤裕敬作・演出・出演の芝居、『青木さん家の奥さん』を観てきた。「関東学院大学創立125周年記念」と銘打って、関東学院大学の金沢八景キャンパスにある「ベンネットホール」(りっぱなホールだ)にての、1日のみの公演。出演は、…