Jan Hillesheim『ビールを楽しむドイツ語』(三修社、2009年9月)
三修社はちょっと変わった楽しげな語学参考書というか会話集を出しているけれど、これもそう。ゲーテ・インスティトゥートの講師が書いた、ビールに特化した会話・表現集である。
- 作者: ヤンヒレスハイム,金子みゆき
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2009/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こういうのはなかなか楽しくて良い。コクがある、なんていうのはvollmundigって言うのかー、とか、 サッカー場ではブンデスリーガの試合はビール売っているけど、UEFA主宰の試合ではノンアルコール以外のビールは売ってないのか、とか。
インタビューのところに出ているビール好きのおじさんは、学生のころに2リットル入りのStiefel(長靴型のジョッキ)を3時間で7杯飲んだんだって。
第2章のタイトルページに載せてあるホラティウス(ドイツ語式だとHoraz、ホラーツ)の詩がおもしろい。Wassertrinker、水ばかり飲んでるやつ、つまり酒嫌いな人間の詩などつまらんものだ、というのである。沓掛良彦先生を思い出した。