ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

E.T.A.ホフマン『マドモワゼル・ド・スキュデリ』

さて、17世紀のパリ、太陽王ことルイ14世の治世のもとフランスはその力をヨーロッパに現し、ヴェルサイユ宮殿といった建築やラシーヌら古典主義の文学、バレエなどの舞台芸術などさまざまな文化をも花開かせた一方で、その都パリは毒殺魔をめぐる王室スキャ…

上野公園で花見客を横目で見つつ

日曜日、早起きして上野公園へ。 西洋美術館で、「ルーブル美術館展」を見る。副題が「17世紀ヨーロッパ絵画」だ。図録をみるとフランス語のタイトルもあって、 Les révolutions de l'âge classique、「古典主義時代の諸変革」 というもの。こちらの方が展示…

電子辞書を買いかえた

電子辞書を購入。カシオEX-word XD-GF7150、いわゆるドイツ語モデルである。3月に発売になったばかり。前のは3年くらい使ったかな。 ドイツ語辞書は、小学館の独和大辞典、三省堂のクラウン独和と新コンサイス和独、オックスフォード独英・英独、そしてDuden…

柴田元幸・高橋源一郎『柴田さんと高橋さんの「小説の読み方、書き方、訳し方」』(河出書房新社、2009年3月)

昨日取り上げた本の内容に柴田元幸=アメリカ文学という項が導入されたことで、つまり「比較」の項目がひとつ増えて、さらに視野の広がる心地がする。対談形式だから読みやすいしね。柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方作者: 柴田元幸,高橋源…

高橋源一郎『大人にはわからない日本文学史』(岩波書店、2009年2月)

高橋源一郎は、「文学」についてひたすら考え続けている作家である。ほとんどの「作家」は、「文学」とは何か、なんて考えることなく作品を書いているんじゃないだろうか。わからないけど。 高橋源一郎は、自分が属しているところの日本の文学の歴史を考え続…

渋谷から歩いて

國學院大學までぶらぶらと。

子どもたちの「自尊心」は大切だが、その前に

ウェブ上のニュースサイト「産経ニュース」に、「自分嫌いをなくそう! 都が小学生に「自尊教育」導入へ 」(2009.3.11 01:13)という記事があった。 http://sankei.jp.msn.com/life/education/090311/edc0903110113000-n1.htm 東京都教育委員会が都内の小中…

アデル『19』

今年のグラミーで最優秀新人賞と最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞、のAdele、アデルのアルバム『19』を聴く。 イギリスの、ソウル的テイストを持つ女性シンガーたち、たとえばジョス・ストーンは気に入ってだいぶ聴いたし、エイミー・ワイン…

箱根温泉行

家族それぞれがもろもろ一段落したところで家族旅行へ行こうということになり、今年は土日一泊がせいぜいだからと近場の箱根へ。いつもは西洋式ホテルだから今年は趣のある温泉旅館など、と予約したのが強羅環翠楼。ロマンスカーと箱根登山鉄道だ。 強羅環翠…

ネットの古本屋にて

「古本 海ねこ」、知る人ぞ知るネットの古本屋。 http://www.umi-neko.com/index.html 眺めていたら、「「月曜倶楽部」31号(2007年12月)目録への掲載分」というページに、野村泫先生の『決定版 完訳グリム童話集』(筑摩書房、1999〜2000年)全巻揃い、が…