ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

展覧会

日本橋へ

天気の良い休日、ツマとふたりで日本橋へ。室町の三井本館の中にある三井記念美術館で今日まで開催の「蔵王権現と修験の秘宝」展を観る。 ツマは仏像愛好家なのだ。奈良は吉野の山にある金峯山寺にも行きたいのだとか。会場内には蔵王権現がたくさん、みな例…

西洋美術館「ジャック・カロ展」に行ってきた

ので感想をもうひとつのブログに書いた。 http://hondayonda.hatenablog.com/entry/2014/06/15/000750

「フェリクス・ホフマン絵本原画展」

少し前に観に行って、感想を書こうと思って書かないでいたら、展覧会は今日で終わってしまった。銀座の教文館にて。 フェリクス(フェリックス)・ホフマンの絵に関して言えば、実はぼくの好みとは少し違う。良い絵だということはわかる。ただ、そのきまじめ…

観に行った日記

・3月×日 神田明神は結婚式と披露宴をやった場所だがその脇にgallery bauhausという写真専門のギャラリーがある。そこで「ゼラチン・シルバー・コレクション」展を観る。ロベール・ドアノーの20世紀半ばの印象的な写真から高梨豊(高梨は今年の土門拳賞を授…

初詣に行き、展覧会に行き

今年は少し遅くなったが、神田明神に初詣。絵馬を奉納。 秋葉原が近いせいか、吊されている絵馬をよく見ると、カラフルなイラスト入りのものがたくさんある。アニメ絵も、萌え系も、同人誌売れますように、も、ある。 横では大黒さまがおふたり、打ち出の小…

日曜日は

良い天気だったので家族でお出かけ。 まず上野、西洋美術館で『ゴヤ展』。混んではいたけれども、思ったほどでもなかったのが幸い。 ゴヤについては、本当になにも知らないんだ。「着衣のマハ」と「裸のマハ」の前者のみ日本へやってくる、というのは今回い…

「モダン・アート,アメリカン」展に行った

国立新美術館で12月12日まで開催されている、「モダン・アート,アメリカン 珠玉のフィリップス・コレクション」展。授業が大学祭でお休みなので、ふらっと出かけてみたのだ。 アメリカの現代美術に関しては、いくばくかの知識はあるけれど、20世紀半ばの抽…

『ゼロ年代のベルリン』展

本だってけっこう読んでいるのだが、まずはあれを書いてからこれを、などと思っているうちにタイミングを外したりしてなかなか感想を記せずにいる、のでブログはツイッターの倉庫となり果てているのが困ったことだ、とわかってはいるのだ。 今日も展覧会に行…

横浜トリエンナーレに行った

今回の横浜トリエンナーレ、残念ながら前回と比べて面白さは…。 会場がほぼ屋内のみということもさりながら、ラインアップも展示方法も今ひとつだった。 評判のクリスチャン・マークレー「The Clock」を10分ほど見る。これはやはり興味深い作品だ、けれど10…

東京国立近代美術館「イケムラレイコ うつりゆくもの」展

ちょっと気になっていた展覧会に、友人を誘って行った。 はじめて作品を見た。すごくいい。好き。 静謐でおぼろでしかしどこか明確な作家の意志を感じさせる、抽象表現主義的かつ山水画的な風景。 おぼろげに、周囲の色に溶け込みつつ、浮遊する少女。 テラ…

トーハク「空海と密教美術展」

ひさしぶりにブログを書くのだ。 家にこもってひたすら採点をしていると、なんとなく文章を書くアタマにならないのが不思議である。非常勤講師生活は、こうやって研究者としての能力を奪っていく、のだなあと。 娘と近所のプールに行ったら少し「回復」した…

日本橋高島屋に「ジパング展」をみにいった

このところ頻繁に家族三人で展覧会に行っているのだ。 今日は「ジパング展」。由緒正しきデパートたる日本橋高島屋8階催事場にて。 確かにおもしろかった、のだが、しかしある種の偏りは念頭に置いて見る必要がある、という気がした。 まあタイトルが「ジパ…

「森と芸術」展に行った

東京都庭園美術館で開かれている「森と芸術」展へ、家族で出かけた。 あまり知られていないのではないかと思うが、「きのこ」をモチーフにした服装やアクセサリーを身につけていくと、入場料が100円引きになるのだった。 娘に前夜にビーズできのこのブローチ…

レンブラント展に行った

国立西洋美術館で開かれている「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展は、おそらく非常に気合いのこもった、良い展覧会だった。版画作品が中心。 「おそらく」と言ったのは、版画の技法や同時代の絵画についてかなり知識がないと本当には楽しめないようだか…

「シュルレアリスム展」へ行った。

国立新美術館でやっている「シュルレアリスム展」、一時休館していたが、昨日から再開とのことで、鬱々と家にいるストレス解消をせねば、と、家族で出かけることにした。 それほど人は入ってなくて、ゆっくり見ることができた。 しかしやはりこの時期にシュ…

Bunkamuraでフェルメール

ドイツ・フランクフルトのシュテーデル美術館所蔵の作品たちが、美術館の改装にともなって来日。目玉はフェルメールの「地理学者」である。 フランクフルトの中央駅から出てバーゼラー通りを右に行くとすぐにマイン川に出る。そこの大きな橋(フリーデン橋)…

ミッドタウンにて

東京ミッドタウンへ行った。 サントリー美術館で「日独交流150周年記念・国立マイセン磁器美術館所蔵『マイセン磁器の300年』展」を観る。 まあ、こんなものかな。もっと造形と絵付けを系統的な形で見たかったのだけど。人形などはあまり興味なし。ベトガー…

100人のグリム

東京ミッドタウンへ行ってサントリー美術館でマイセン磁器見たり21_21 DESIGN SIGHTでソットサスや倉俣を見ようと思って出かけたが、乃木坂へ向かう途中にイフォン(by チョートク)でチェックしたら火曜日はお休みだったのだ。 では、と、表参道で降りて、…

カンディンスキーと縄文土器

ふう。 あれとかこれとかなにやらいろいろやることがあって目がまわる、きょうの夕飯は手抜きで総菜屋のコロッケだ。 あいまをぬって丸の内へ。三菱一号館美術館で「カンディンスキーと青騎士」展を観る。あの一帯は丸の内ブリックスクエアというらしい。美…

銀座三越はお高いのだ

なにって、お食事代が。 ちょうど昼過ぎに着いたので、この中で何か軽く食べようとうろうろするも、おさいふが軽くなるような値段の店ばかり。さすがは三越、敷居も高い。 お目当ては、8階催物会場にて10日まで開催中の「山口晃展 東京旅ノ介」。 http://www…

いつものように神田明神に初詣に行って、

そのあと上野へ行った。 神田明神は結婚式を挙げたところなのだ。ぼくは近くの順天堂大学病院で生まれ、5歳まで神楽坂で育ち、母の実家と父のやってた写植屋が飯田橋にあったので、このあたりはなじみの場所である。 賽銭を投げてお参りをして、絵馬を奉納。…

「誇り高きデザイン 鍋島」展

鍋島の展覧会を観るのは2回目だ。かつて観たのは19881998年、日本橋三越での「色鍋島展」。今回は東京ミッドタウンにあるサントリー美術館にて。 鍋島はひたすら皿である。実用としての食器、しかしその図案は「デザイン」として極度の洗練を見せる。茶道具…

石上純也展

種村季弘展のあと向かったのは資生堂ギャラリー。建築家の石上純也の展覧会である。タイトルは「建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」というもの。あの、今年のベネチア・ビエンナーレ国際建築展(妹島和世がディレ…

種村季弘展

今年は種村季弘の七回忌、それに合わせて(ということなのかどうか)スパンアートギャラリーで「オマージュ種村季弘展」が開かれている(後期「種村季弘の漫遊記」、20日まで。前期「種村季弘とマニエリスム」は終了)。スパンアートギャラリーのオーナーは…

ハンス・コパー展へ行った

自律神経が狂っているので、暑い中を少しでも歩くとひどく汗をかくのである。とりあえず外出の時は帽子をかぶるようにしているが、そうすると頭が汗まみれになり、気持ち悪くてしかたない。髪の毛も張りついちゃうし。 いとうせいこう氏のアイディアから生ま…

井上ひさし『一週間』とゲゲゲ

巷はお盆休みという先週末、ちょっと時間を見つけて銀座松屋へ行ってきた。もちろん「ゲゲゲ展」をみるのだ。 そうしたらものすごい混みよう。年配の方々で大いに賑わっていた。ひるんだが、せっかく来たのだからとお代千円なりを払って入場、しかしあまりに…

「ブリューゲル版画の世界」展

娘がキャンプでお泊まり。この機会を捉えて仕事帰りの妻と合流、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催の「ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界」展へ。 少し早く着いたのでぶらぶらしていたら、カフェの横のギャラリーで吉田照美展をやっていた…

「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」

週末、美術館の前で妻と落ち合って、国立新美術館でオルセー美術館展を見る。金曜の夜は8時までやっているのだ。 少し待てば絵の前に立って見ることができる、というくらいの混み具合。 内容はここで紹介するまでもないだろう。 最初の「1886年ー最後の印象…

「暮らし」のなかのいろいろ。

娘の小学校へ行った。授業参観である。理科と算数の授業を見ながら、十数年間ずっと学校に通ってようやく大人になれるという近代の社会の特殊さを思う。恐ろしく複雑な世界に生きている我々。 午後はふらりと日本民藝館へ行き、「朝鮮陶磁」展をみる。「柳宗…

ルーシー・リー展

終了間際の駆け込みシリーズその2。最終日に、国立新美術館の「ルーシー・リー展」へ行ってきた。 月曜日は渋谷でお仕事なのだが、帰りにちょっと寄り道。国立新美術館は月曜日やっているのだ。 ルーシー・リーの作品は、なによりもまず形ではないか。端正さ…