ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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ミュンヘンに行ってきた

 一週間ほど、ミュンヘンに家族で旅行してきた。恩師がサバティカルで滞在しているのを訪ねていったのである。久しぶりのドイツだ(ドイツ語など教えているのに!)。
 最初の数日はかんかん照りの天気、暑い暑い。しかし滞在中程では雨がふって、日が暮れるとだいぶ寒い。ああ、ドイツの夏である。街角の屋台に並ぶHimbeere(ラズベリー)やZwetschge(プラム)など色とりどりの果物がまぶしい。

 とりあえず、マリエン広場の近辺をぶらつく。十数年ぶりだ。体が徐々にドイツの風景になじんでいくのがわかる。

 郊外のかわいらしい城の中にある、国際児童図書館に連れて行ってもらう。木々のなかにぱっと開けてひまわり畑と鴨の泳ぐ池、その向こうには、幾筋かの白い雲がストライプ模様を作る青い空のもと、こぢんまりとした城がたたずむ。それ自体がおとぎ話の世界のようで、しばし呆然とたたずむ。ミヒャエル・エンデの展示室、ビネッテ・シュレーダーの展示室を見学。
 いいところだ!

 小三の娘はAugustinerのビアホールでSchweinehaxe、つまり骨と皮付き豚のすね肉の照り照りローストをばくばく食べて、みんなをびっくりさせた。白ソーセージはもちろんのこと、夏が旬のキノコであるPfifferlingeもおいしかった。アルコールはあまり飲めないのだが、それでもやっぱりビールはうまいのだ。

 ちょっと足を伸ばしてザルツブルクへも行った。観光客でいっぱい。カフェでシュトゥルーデルやアイスカフェをたのんで一休み。

 ミュンヘンにゆっくり滞在したのは今回が初めてだけど、妻の友人が勤めている広大な植物園、ピナコテークなどの美術館、メカ好きにはたまらないドイツ博物館、英国庭園、それから恩師の住む郊外の住宅地の町並みなど、どれもみなすてきだった。ドイツの街は豊かだ。人びとも伝統を守りつつ豊かに暮らしているように見える。いい旅だった。先生ありがとう!