ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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Figaro voyageとpenと週刊文春

 あまり知られていないことだが(実はぼくも少し前まで知らなかった)、今年は「日本オーストリア交流年2009」なのだった。夏に行ったザルツブルクの美術館で日本美術展をやってたのも、この関連だったようである。

 なんでも、日本とオーストリアの「外交関係開設140周年」とのこと。公式サイトはここ。
http://www.austria-japan2009.org/
 もうすぐ終わる、高島屋でやっている「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」も、国立新美術館で年内やっている「ウィーン美術史美術館所蔵 THE ハプスブルク」も、どうやら関連イベントみたいだ。そういえばウィーンフィルも来ていたような。
 雑誌では、「pen」の10月15日号が「完全保存版・全マップ付き 美の都、ウィーンへ」という特集。例によってけっこう盛りだくさんの、力のはいった記事と写真である。ウィーンていうのは世紀末のあたりで時が止まってる街だな、という印象は仕方ないとしても。でもハンス・ホラインが紹介されているし、工業デザイナーの特集やトイカメラのロモも出ている。
 それから、「Figaro japon voyage」が「ヨーロッパの古都を訪ねて ウィーン/プラハザグレブ」。過去の誌面からの再編集版のようだが、ザグレブが入っているのが新鮮である。あと、それぞれの街の近くにある「田舎町」として、ウィーン近郊のデュルンシュタイン、ランゲンロイスが、プラハの近くにあるテルチ、ミクロフが紹介されている。それと、クロアチア世界遺産の街、ドゥブロブニク。クロアチアはちょっと行ってみたい。「pen」と比べると具体的な店(カフェや本屋、酒場など)の紹介が多く、こちらも楽しい。例によって、ヴァーチャル・トリップ。
 ついでに。週刊文春を買ったら、後ろのほうのグラビアページに「壁崩壊から20年 2009年 20世紀ベルリンの旅」というのが数ページあった。イーストサイド・ギャラリー、ロジーネン・ボンバー、トラヴィ、ホーエンシェーンハウゼン記念館、そして旧東ドイツ物のショップや蚤の市。