ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ようやく

前期の授業がぜんぶ終わった。今年も体力精神力ぎりぎりであった。すべての授業で準備怠りなくできたとはとても言い難い。 クラスそれぞれの、その都度の状況を把握しつつ、臨機応変に調整・工夫しつつ授業を進めていかないと、すぐに授業はイキが悪くなる。…

G.グラスの新作情報

今日は新刊情報。 ギュンター・グラスの新作は、"Grimms Wörter"。Grimms Woerter: Eine Liebeserklaerung作者: Guenter Grass出版社/メーカー: Steidl Gerhard Verlag発売日: 2010/08/01メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を…

NODA・MAP「ザ・キャラクター」を観る

金曜の池袋の夜。熱波はいまだ大気を満たし、吸いこんだ息を肺から押し出すのにも体力を消耗する。歩く人びとのエネルギーレベルは明らかに下がっていて、街を歩いているこの時間をなんとか早くやり過ごそうと、のろのろしつつせかせかと歩いている。ショー…

「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」

週末、美術館の前で妻と落ち合って、国立新美術館でオルセー美術館展を見る。金曜の夜は8時までやっているのだ。 少し待てば絵の前に立って見ることができる、というくらいの混み具合。 内容はここで紹介するまでもないだろう。 最初の「1886年ー最後の印象…

傷つくことだけ上手になって

ぼくが最初に観たときは、木村伝兵衛が風間杜夫、刑事は平田満、犯人が加藤健一、そしてハナ子は角替和枝だったか。 ぼくの演劇体験は、つかこうへいと井上ひさしで始まったのだ。『熱海』とか、『藪原検校』とか。これについては、つれていってくれた恩師の…

『まんがはどこからきたか』(オフィスヘリア、2009年)

今日は、覚え書き。 オフィスヘリアから出版されている『まんがはどこからきたか 古代から19世紀までの図録』(佐々木果制作)を購入。図版多数だが、なかでも18世紀、ホガースからの19世紀終わりのアメリカの『イエロー・キッズ』まで、のあたりに興味があ…

それは雑談ではありません

大学の語学の授業、近頃は半期だけ、なんてものがある。 時間的制約からいって、いわゆる初級文法をひととおりやるというよりも、語学の勉強へとどのようにスムーズに入っていけるか、スタートラインにおけるノウハウの習得・体験に重きを置くことになる。で…

食・農業について考える

本当は読んだ小説とかブンガクとかについて考えて縷々自説を述べたいのだが考えをまとめる精神的余裕がなくてでもなにかは書きたくて適当なものでお茶を濁しているような気がするがまあいいか。 授業では教科書に入る前にドイツに関する情報を提供する時間を…

1984年

部屋の片付けをしていたら、小学館が出していた写真誌「写楽」の1984年12月号が出てきた。イチキューハチヨン。 ドイツの児童文学『最後の子どもたち』が「写楽ブックス」として出版された。その著者グードルン・パウゼヴァングへの、訳者高田ゆみ子によるイ…