ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

のだめとよつばと

今日はたまたま午後の授業が休講になり、昼過ぎに帰宅。やるべきことはあるが、体調不良につき休養を優先するのである。この間もそう書いた気がするが気のせいだろう。マンガを二冊買ってきて読む。 のだめカンタービレ(23) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社…

ベンノー・プルードラ『氷の上のボーツマン』(岩波書店、2009年11月)

氷の上のボーツマン作者: ベンノー・プルードラ,ヴェルナー・クレムケ,上田真而子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/11/14メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 好きな作家プルードラの、1959年の作品。原題は"Bootsman au…

トーマス・ルフ

「アサヒカメラ」に連載されている「連載鼎談 今日の写真2009」は、写真評論家の倉石信乃と写真家のホンマタカシが毎回ゲストを一人迎えて、新しい写真展や写真集について語るという企画だが、12月号のゲストはトーマス・ルフ。 トーマス・ルフはいわゆるベ…

加藤秀俊・前田愛『明治メディア考』(河出書房新社、2008年12月)

明治メディア考作者: 加藤秀俊,前田愛出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/12/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (12件) を見る 最初に単行本としてでたのは1980年(中央公論社)、ぼくはその3年後に中公文庫になった…

スティーブンスン『ジーキル博士とハイド氏』(村上博基訳、光文社古典新訳文庫、2009年11月)

ジーキル博士とハイド氏 (光文社古典新訳文庫)作者: ロバート・ルイススティーヴンスン,Robert Louis Stevenson,村上博基出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/11/10メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (13件) を見る言わずとしれた、「ジキ…

イモムシケムシ!

Monika Lange/Ingo Arndt:Geheime Welt der Raupen(Sauerländer, 2008)・・・モニカ・ランゲ/インゴ・アルント『イモムシ・ケムシのひみつ(の世界)』。今年度のドイツ児童図書賞の、実用書部門にノミネートされていた作品である。虫好きな娘に見せようと思っ…

ディランとノラ・ジョーンズ

今日は寒かった。12月半ばの気温とのこと。今年初めてコートを着ていく。コートはすてきなのだ。ポケットに文庫本が入るんだもの。荷物はリュックだから、駅のホームで電車を待っているときも、ポケットから文庫本出してすぐ読める。さっそく今日は光文社古…

今日の日記

10時半より大学でドイツ語初級の授業。 今日は11月9日である。ので、もちろんドイツにおける「11月9日」について話をする。 1918年11月9日、いわゆる「ドイツ11月革命」。1871年のドイツ帝国成立(明治4年だ)、そのドイツ帝国がおこした第1次世界大戦、その…

Rammsteinを初めて聴いた

近所のHMVでラムシュタインの新譜"Liebe ist fuer alle da"(輸入盤)を見つけ、買ってきた。日本版も12月にでるらしい。アメリカでも大人気のバンド。 超過激な、発禁的PVが話題となっていたラムシュタイン。確かに過激な歌詞ではあるけれど、音楽的な…

森薫『乙嫁語り 1』(エンターブレイン、2009年10月)

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)作者: 森薫出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/10/15メディア: コミック購入: 59人 クリック: 1,445回この商品を含むブログ (434件) を見る前作『エマ』ではイギリス・エリザベス朝を描いた森薫が、こんどは中央アジア…

川上未映子『ヘヴン』(講談社、2009年9月)

恥ずかしながら、川上未映子を読むのはこれが初めてである。ぐいぐいと読まされた。ヘヴン作者: 川上未映子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 271回この商品を含むブログ (237件) を見るこれは、読者に対して…

中村真人『素顔のベルリン 過去と未来が交錯する12のエリアガイド』(ダイヤモンド社、2009年10月)

素顔のベルリン 過去と未来が交錯する12のエリアガイド (地球の歩き方GEM STONE)作者: 中村真人出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/10/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (16件) を見る今日は肌寒い一日だった。ど…

金原ひとみ『憂鬱たち』(文藝春秋、2009年9月)

帯に「『蛇にピアス』から6年」とある。その間コンスタントに作品を発表している金原ひとみは、りっぱに「作家」をやり続けている。これはたぶん初めての短編集ではないだろうか。といっても連作形式の作品であり、いわば変奏曲風の仕立てとなっている。 7編…