ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

展覧会いくつか。

千葉の千倉で家族の夏休みを過ごし、家に戻ってやれやれ、落ち着いたところで書斎に入ると、床に積み上げた本や雑誌が雪崩を起こしていた。机の上は出かける前と同じ状態とはいえ、書類やこまごまとしたモノが雑然と積もり、キーボードの幅の分だけ表面が見…

金井美恵子『昔のミセス』(幻戯書房、2008年8月)

昔のミセス作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2008/08/01メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (46件) を見る新刊を心待ちにする作家のひとり、金井美恵子のエッセイ集。版元は、評判の幻戯書房。金井久美子装幀・造本・装…

「國文學」誌8月臨時増刊号(學燈社)(2008年8月)

いま、「子どもの本」あるいは「児童文学」を語るのは、ちょっと難しい。それはもちろん、恐らく1970年代から始まる「大人」の「子ども化」の進行が行くところまで行っていること(サブカルチャーのメインストリーム化がそれと平行している)と、ケータイや…

『崖の上のポニョ』を観た

とりあえず、観たということのみ記す、っていう感じである。なんだかすごいのだが、観たばかりではうまく言語化できない*1。 悪夢系。ストーリーは崩壊気味。登場人物(?)たちにフィクションとしてのリアリティがない。母親の暴力的な無謀さの意味が不明。…

グリム童話、最古の日本語訳、新発見

岩波「文学」誌2008年7,8月号(第9巻、第4号、2008年7月25日発行)所収の論文、府川源一郎「アンデルセン童話とグリム童話の本邦書訳をめぐって −明治初期の子ども読み物と教育の接点−」は、著者がこれまで知られていなかったグリム童話とアンデルセン童話…

松永和紀『メディア・バイアス』(光文社新書、2007年4月)

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)作者: 松永和紀出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/17メディア: 新書購入: 39人 クリック: 304回この商品を含むブログ (129件) を見る評判は聞いていたものの、読みそびれていた本。 食、環…