ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

片木智年『少女が知ってはいけないこと』(PHP研究所、2008年7月)

少女が知ってはいけないこと作者: 片木智年出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/06/21メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 11回この商品を含むブログ (6件) を見る副題が、「神話とおとぎ話に描かれた〈女性〉の歴史」。著者は慶應義塾大学文学部教授、…

いまさらながら、KYについて

例によって、上から目線で取り上げてしゃぶり尽くしてこき下ろして、という大マスコミとくいのマッチポンプによって消費されてしまった「KY」という二文字だが、しかしこの言葉(?)によって、なるほど、と思うことが教員というものをやっているとあるわ…

平松剛『磯崎新の「都庁」』(文藝春秋、2008年6月)

磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ作者: 平松剛出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/06/10メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 85回この商品を含むブログ (78件) を見る結婚するまで住んでいた親の家が常磐道入り口の近くにあったので、水戸芸術館…

こまつ座『父と暮らせば』を観た

新宿サザンシアターにて、こまつ座『父と暮らせば』を観る。父が辻萬長、娘が栗田桃子、演出鵜山仁。 こまつ座は、これだけコンスタントに上演して、かつ毎回満員。この日も年配の方を中心に、当日券もすぐに売り切れていた。 このようにレベルの高い戯曲・…

Figaro Voyage + German Impressions 2008

1996年から、ドイツ観光局は毎年一度、さまざまな雑誌とコラボレーションしてドイツ特集号を出している。題してGerman Impressions。今年はマダム・フィガロ・ジャポン・ヴォヤージュと。タイトルは、「手作りとエコとウェルネス ドイツのやさしい暮らし」。…

エリザベート・ツェラー『アントン』(主婦の友社、2007年12月)

アントン―命の重さ作者: エリザベートツェラー,Elisabeth Z¨oller,中村智子出版社/メーカー: 主婦の友社発売日: 2007/11メディア: コミック購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (3件) を見るナチ政権によるホロコーストの本を読んで、この作品を思…

ダニエル・ケールマン『世界の測量』(三修社、2008年5月)

世界の測量 ガウスとフンボルトの物語作者: ダニエル・ケールマン,瀬川裕司出版社/メーカー: 三修社発売日: 2008/05/23メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 81回この商品を含むブログ (40件) を見るDaniel Kehlmannの2005年の作品、Die Vermessung de…

南河内万歳一座『ジャングル』

下北沢はザ・スズナリにて、南河内万歳一座公演『ジャングル」を観た。 座長で作・演出で朝青龍の内藤裕敬さんは、怒っている。 いらだっているのではない。冷静に、芝居の目で、世の中を見る。 主にマスメディアに乗って流される、白か黒かに単純化され、 …

負傷、『グーグー』

キャベツの千切りをしていて、左手の人差し指の肉を包丁で削いでしまった…。 救急で縫いつけられた、ちゃんとくっつくのかしら…グーグーだって猫である(4)作者: 大島弓子出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/05/30メディア: 単行本購入…

ナチスとユダヤについての2冊。

ユダヤ、というものをめぐる考察・研究が、日本でも多数なされてきたし、今もあらたになされている。西洋についてなにがしか考えようとすれば、どこかでそれに触れざるを得ないし、そうでなくても、今われわれが生きている近代社会のなかに、ユダヤ的なもの…

町田健『言語世界地図』(新潮新書、2008年5月)

言語世界地図 (新潮新書)作者: 町田健出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/05/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 66回この商品を含むブログ (31件) を見る フジテレビ「タモリのジャポニカロゴス」に出てるコトバの先生、町田健による、世界の言葉ガイド…