ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

頭の中の引き出しが

何段も外れて落ちて中身がぐずぐずになっている状態なのだ。何冊もの本を並行して読んでいる状態になり、授業や講義の準備もひとつひとつが中途半端。もう本や雑誌を読み散らしているような年齢ではないのだが。こういうときはもちろん目の前にあるものをこ…

NHK「テレビでドイツ語」6月号テキスト

横浜市営地下鉄の上大岡駅でぼおっと電車を待ちつつ目の前に掲げられていた駅名の表示を眺めているとなにか違和感があってその違和感はどこからと考えてああそうかと思い至った。 ひらがな書きの表示が「かみおおおか」で、ローマ字では「KAMIOOKA」。ひらが…

奥浩哉『GANTZ』はおもしろいがいたたまれない

このところ、小説を読み続けるサイクルに入っているのだ。学術書や評論などばかり読んでいた反動がきている。『ピストルズ』『火山の下』『クォンタム・ファミリーズ』『「悪」と戦う』 "Scherbenpark" ・・・。感想を書こうと思いつつ、やはり小説に関しては簡…

チェルフィッチュ「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」を観た

ラフォーレミュージアム原宿にて、5月7日から19日まで。 ベルリンのHAU(Hebbel Am Ufer)で昨年初演されたもの。チェルフィッチュを観るのははじめて。 地下鉄の明治神宮前でおりて、ラフォーレ原宿へ。少し時間があったから店をぶらぶら見て回るが、なんとな…

新刊情報ふたつ

・徳間書店児童書編集部から届いた「子どもの本だより」(2010年5月/6月号)に、6月の新刊としてミリヤム・プレスラーの"Malka Mai"の翻訳が出る、と。日本語タイトルは『マルカの長い旅』。訳者は松永美穂。 プレスラーは1940年生まれ、1980年のデビューか…

村上春樹『1Q84 BOOK3』(2010年4月)についてとりあえず

書いておかねば。1Q84 BOOK 3作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/04/16メディア: ハードカバー購入: 70人 クリック: 2,125回この商品を含むブログ (650件) を見るだいぶ前に読み終わってはいたのだ。しかし書いておきたいと思う言葉が浮かん…

柳亭市馬・柳家喬太郎二人会

落語を聞きに行った。京王線若葉台駅前の稲城市立iプラザホールにて。 落語に関してはずぶの素人だから、聞いた演目のメモを記すのみとする。 開口一番、柳家小んぶというたぶん前座が登場。やたらそそっかしい男が堀之内の寺へ粗忽が治るようにと願掛けに行…

子どもの本についての情報ふたつ。

・今月号の新潮社「yomyom」(2010/5)に、グードルン・メプス Gudrun Mebs の『ビルギット Birgit』翻訳が掲載されている。訳者は酒寄進一。以前国土社から別の訳者で翻訳が出ていたが、今回は新訳。原作は1982年。大学生のころに読んだ。脳腫瘍にかかった…

菖蒲湯と発熱

読んだ小説の感想を書こうと思っていたのだが、発熱のため断念。 1週間ほど前から喉の痛みやだるさがあったが、今日授業を4コマやったらふらふらになった。家に帰って測ったら久しぶりの発熱だ。 昨日の夜、風呂に入ったらこんなのが。 ぼくの前に入ったのは…

根津美術館にて「燕子花図屏風」を観る

学童保育からの帰り道。公園の横の道を娘と並んで歩く。 今日ね、いやなことがあったの。だからいまちょっといやな気分なんだ。話してもいい? いいよ。どうしたの? 体育館でゲームしたんだけど、AくんがEくんとけんかしちゃったの。 そうなのか。 うん。…

「建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」(東京国立近代美術館)

暖かな5月の日差しのなか、しかし背中にかすかな寒気を抱えて竹橋へ。 7人の建築家によるインスタレーションの展示である。 建築が、活動する人間の、世界との関係のありかたに形を与えるものだとすれば、実際に建設される造形の背後に、人間の知覚のあり方…

5月の光、春の緑

・連休、すばらしい天気、しかしどうやら風邪を引いた。鼻の奥に痛みがとりつき、体の中で寒気がじっと息を潜めて出番を窺っている。たまに背中をなでていく。 ・黒出目金のクロが死んだ。具合が悪くなってから半月ほどいろいろ手当を試みたが、救ってやれな…