ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

こどものせかいと大人の世界

娘が怒っている。 近所の公園にはちょっとした雑木林があり、娘はともだちと秘密基地などを作って遊んでいるのだ。 あるとき、すてきな木の切れ端を見つけた。子犬にそっくり。名前をつけて、ススキのしっぽをつけて、リボンの首輪をして、大切に飼っていた…

町田和彦(編)『図説 世界の文字とことば』(河出書房新社、2009年12月)

図説 世界の文字とことば (ふくろうの本/世界の文化)作者: 町田和彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/12/16メディア: 大型本 クリック: 30回この商品を含むブログ (14件) を見る河出書房新社の「ふくろうの本」シリーズの一冊。 世界にあるいろい…

梨屋アリエ『夏の階段』(ピュアフル文庫、2009年5月)

夏の階段 (ピュアフル文庫)作者: 梨屋アリエ出版社/メーカー: ジャイブ発売日: 2009/05/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見るおやじなのだが、ありりんを読むのである。そして、おもしろく読んだのであった。 気になっ…

国広哲弥『新編 日本語誤用・慣用小辞典』(講談社現代新書、2010年1月)

新編 日本語誤用・慣用小辞典 (講談社現代新書)作者: 国広哲弥出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/01/19メディア: 新書購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (17件) を見る日本語の「誤用」、やってしまうのだ。これはもう、自分で気がついたらこ…

野上暁『越境する児童文学 ―世紀末からゼロ年代へー』(長崎出版、2009年12月)

越境する児童文学―世紀末からゼロ年代へ作者: 野上暁出版社/メーカー: 長崎出版発売日: 2009/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (8件) を見るドイツの「子どもの本」について、作品を読んだり研究書を読んだりはしているもの…

福井健策『著作権の世紀 ―変わる「情報の独占制度」』(集英社新書、2010年1月)

前回の話題とも関わるところの、著作権の話。 例の「グーグルブック検索」の問題にしても、テレビ放送の録画や音楽CDのコピー・コントロールの問題にしても、デジタルとネットの時代になって「著作権」というものが一般の人間にも日々関わってくるようにな…

小田切博『キャラクターとは何か』(ちくま新書、2010年1月)

キャラクターとは何か (ちくま新書)作者: 小田切博出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/01メディア: 新書購入: 7人 クリック: 157回この商品を含むブログ (34件) を見る「キャラクター」とか「キャラ」とかいったタームは、ここ最近のマンガやアニメ・文…

大江健三郎『水死』(講談社、2009年12月)

水死 (100周年書き下ろし)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/15メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 79回この商品を含むブログ (79件) を見る寝る前に読んでいたら寝付きが悪くなって困ったので、電車の中でこつこつと読んで読…

iTunesがひょこりと顔を出す

iMacを使い始めてひと月ほどたったのだけど、今のところ、ほとんど問題なくPCから移行できている。XPと比べると文字がきれいで、もうあっちは見るのもいや、な感じ。 もちろんまだ試行錯誤のところあり。ひとつどうしても原因がわからないのが、iTunesがとき…

『画の描写』と『鈴木先生』

Jさま ここを見てくださっている方で、タイトルに挙げたふたつの作品名を両方とも知っているのはJさんくらいではないかと思いますので、お便りいたします。 ドイツの劇作家ハイナー・ミュラーの不思議な作品「Bildbeschreibung」、邦訳では『画の描写』、…

「NAVI」休刊、と。

二玄社発行の雑誌、「NAVI」が4月号で休刊、というニュースに驚く。 驚くが、しかし、ああやっぱり、という感もあり。 創刊から、ほぼ毎号買って読んでいたのだが、ここ数年はほとんど買ってなかった。 昨年末の、恒例の「○と×」の号は買った。編集長が交代…