ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

マナー?

エスカレーターの片側に寄って立ち、歩く人のためにもう片側を開けておく。この「マナー」(あるいは「ルール」)がおそろしく徹底的に定着したのには、明確な理由がある。それが、強者(=マジョリティ)のメリットとなるからだ。強者のみ、の。 子どもを連…

宮川健郎『現代児童文学の語るもの』(NHKブックス、1996年9月)

現代児童文学の語るもの (NHKブックス)作者: 宮川健郎出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 1996/09メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る日本の「現代」児童文学の歴史を、いくつかのユニークな切り口でたどる。読了後、頭…

大野晋が亡くなった

14日、午前4時、大野晋が亡くなった。88歳。 高校生だったころの正月に、自宅でとった写真がある。こたつに入ったぼくが、猫を抱いて写っている。こたつの上には、中央公論の『日本語の世界』シリーズの第1巻、大野晋による「日本語の成立」が伏せてある。 …

武富健治『鈴木先生 5』(双葉社、2008年8月)

鈴木先生 5 (アクションコミックス)作者: 武富健治出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/07/11メディア: コミック購入: 9人 クリック: 45回この商品を含むブログ (80件) を見る教育を扱ったフィクション、小説なりテレビドラマなり、あるいはマンガなり、は…

高橋源一郎・山田詠美『顰蹙文学カフェ』(講談社、2008年6月)

「群像」に連載されていた対談を集めたもの。島田雅彦、中原昌也、車谷長吉、古井由吉、瀬戸内寂聴と。 まあね…やっぱり古井由吉がすごいね… イメージとか表現が、自分とぴったり結びついたら虚言じゃない。でも、それじゃろくなもの書けない。(…)自分が考…

『ヨーロッパ人相学 顔が語る西洋文化史』(白水社、2008年7月)

ヨーロッパ人相学―顔が語る西洋文化史作者: 浜本隆志,柏木治,森貴史出版社/メーカー: 白水社発売日: 2008/06/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (5件) を見るヴァルター・ベンヤミンの『子どものための文化史』は、きらきら光…

宮下規久朗『刺青とヌードの美術史 江戸から近代へ』(NHKブックス、2008年4月)

刺青とヌードの美術史 江戸から近代へ (NHKブックス)作者: 宮下規久朗出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2008/04/25メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 195回この商品を含むブログ (17件) を見る日本で「ヘアヌード」というものが登場し、なんだか街…