ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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『画の描写』と『鈴木先生』

Jさま
ここを見てくださっている方で、タイトルに挙げたふたつの作品名を両方とも知っているのはJさんくらいではないかと思いますので、お便りいたします。
ドイツの劇作家ハイナー・ミュラーの不思議な作品「Bildbeschreibung」、邦訳では『画の描写』、これは「えのびょうしゃ」と読ませるんですよね。しかし、翻訳などを見ても、特にルビは振っていない。
でも、「画」を「え」と読ませるのはちょっと強引でもある。Jさんとともに参加している仕事でこの作品の名前が出てきたので、みんなこれをどう読んでいるのかと、ちょっとネットで検索してみました。
そうしたら、こんなページを見つけてしまいました。
http://www.oxna.net/enobyousya.html
2003年暮れの「ハイナー・ミュラー・フェスティバル」にて上演された、「東京(n-1)」という劇団の『画の描写』公演に、あの強烈な「教育」マンガ『鈴木先生』の作者である武富健治が、美術担当として参加し、どうやら出演もしていたようなのです!
武富氏は、あの懐かしいユリイカミュラー特集も読んだようですよ。あれ、もう14年も前のことなんですね・・・。
ページのアドレスが「enobyousya」となってますから、「えのびょうしゃ」と(やっているほうは)読んでいるのですね。でも、チラシなどではやはりルビなど振っていないので、観に来た人はどう読んでいたのだろう。
『画の描写』、未来社のHMテクスト集で訳されたのは我らがT先生でしたか?