ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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日曜日は

良い天気だったので家族でお出かけ。
まず上野、西洋美術館で『ゴヤ展』。混んではいたけれども、思ったほどでもなかったのが幸い。
ゴヤについては、本当になにも知らないんだ。「着衣のマハ」と「裸のマハ」の前者のみ日本へやってくる、というのは今回いろいろなところで宣伝されていて、知識としてはそれくらい。
しかし考えてみたら、ゴヤはぼくが関心を持っている1800年前後のヨーロッパを生きていたのだ。
「着衣のマハ」の顔の、まるで人形のように人工的に見える顔。諷刺画、宗教画の豊かなバリエーション。「素描帳C」の作品群の、カリカチュア、グロテスク、残酷。
なかなかおもしろいのだった。
図録の解説もかなり充実しているので勉強したいところだが、さて。
午後は銀座へ。用事を済ませたあと教文館に行き、「ハウス・オブ・クリスマス」をひやかす。ヨーロッパからやってきたクリスマスグッズが楽しい。タンネのシュトレンを売っていたので購入。
クリスマス・ピラミッドやくるみ割り人形、煙出し人形などと並んで、シュヴィップボーゲンがあった。幅4、50センチくらいの大きめのやつで、ろうそくの代わりに豆電球がついている。Schwibbogenはクリスマスの時期などに窓に飾って、帰ってくる家の者を和ませる飾りなのだ。その中にひとつ、妻ともどもすごく気に入ったのがあって、買ってしまった。

エルツ山地の木工細工。Ratagsというメーカーのもの。店員さんに聞いたら、その人がフランクフルトの見本市で買いつけてきたのだとか。
家に戻ってさっそく飾った。第一アドベントの日に、ほんのちょっと味わう、ドイツのクリスマス。