ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

マンガ

青い花

ノヴァーリスではなく、志村貴子である。青い花 4巻 (F×COMICS)作者: 志村貴子出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2009/04/23メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 66回この商品を含むブログ (169件) を見る 女子高校に通う女の子たちの物語。もうひとつ連載…

理系の世界

やらなくてはいけないことがあり、しかしそれは進まず、さまざまにわいてくるあれこれの関心事もそのやるべきことに圧倒されて中途半端なつまみ食いになり、結局身動きとれぬ状態のままなにもせぬ時が過ぎていく、という状況を少しでも崩すべくブログなどを…

採点でたいへんな日々

とりあえずメモ。 川口マーン惠美『ドイツ料理万歳!』(2009年7月、平凡社新書)を読む。著者はシュトゥットガルト在住25年と。長くドイツで暮らしてきたひとが率直にドイツの食事風景をスケッチしている。自分に自信があり、思ったことをストレートに言う…

キリストつながりで

キリストの身体、などと考えていたら、思わず中村光『聖☆おにいさん』を3巻まとめて買ってしまったのだった。聖☆おにいさん(3) (モーニング KC)作者: 中村光出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/23メディア: コミック購入: 39人 クリック: 190回この商品…

マンガだって歴史を学べばなおおもしろい

いしかわじゅん『秘密の本棚』(小学館クリエイティブ、2009年5月)読了。秘密の本棚―漫画と、漫画の周辺作者: いしかわじゅん出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ発売日: 2009/05メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (17件) を見る べつ…

いろいろとせっぱつまっていて、

メモしておきたいことは、たとえば竹富健治『鈴木先生 7』(双葉社、2009年4月)にはもうついて行けないかも、「複数の声」が聞こえるどころか作者の完全ご都合主義的コントロールの世界に入っちゃってるんですけど、とか、こうの史代『この世界の片隅に』(…

百人一首

昨年度の終わり、娘のクラスでは百人一首を覚えていた。もちろん対戦も。うちの娘は30くらい覚えたようだ。小学校低学年は意味はわからずともリズムで楽しんでいるようす。生意気にも「むすめふさほせ」などと言っているのであった。 ぼくもつられて、昔読ん…

ハガレン

先週の水曜日から始まった今年度の授業、今日で「しょっぱなの授業・ガイダンス」シリーズが終了。どうやらこの1週間でトータル700から800人くらいの学生に向かって授業をしたようだぞ。なにかの間違いだとしか思えない。大丈夫か俺。履修登録後に大幅減とな…

バレエまんがふたつ

3月の終わり、バレエを描くまんがの新刊が2冊、ほぼ同時に本屋に並んだ。ひとつは槇村さとる『Do Da Dancin'! ヴェネチア国際編 5』(創美社発行、集英社発売)、もうひとつは山岸涼子『テレプシコーラ 第2部 2』(メディアファクトリー)。Do Da Dancin'! 5…

宇仁田ゆみ『うさぎドロップ 5』(祥伝社、2009年1月)

うさぎドロップ 5 (5) (Feelコミックス)作者: 宇仁田ゆみ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2009/01/22メディア: コミック購入: 7人 クリック: 66回この商品を含むブログ (144件) を見る 30歳、女子と子どもが苦手な独身男ダイキチが、祖父の「隠し子」である6…

清谷信一『ル・オタク フランスおたく物語』(講談社文庫、2009年1月)

昨日ようやく今年度の授業が終わった。児童文学の講義、今年はあまりうまく話せなかった。生命力の低下というか体と精神の不調は、授業の成果にてきめんに反応するのだ。 まだ試験の採点が終わらない。終わらない。読むものといったらマンガや雑誌ばかりで、…

羽海野チカ『3月のライオン』(白泉社)

羽海野チカは、完結してから一気に読みたい。少なくとも数巻はまとめて読みたい。『3月のライオン』、2巻が出たときも我慢していたが、先日気がついたら1、2巻を持ってレジに並んでいたのだった。3月のライオン 2 (ヤングアニマルコミックス)作者: 羽海…

マンガを読む日々

・月曜日 今年最後の授業を終えて、娘を学童保育に迎えに行き、夕飯にはまん丸のハンバーグを作ってふたりで食べる。夜、業田良家『新・自虐の詩 ロボット小雪』(竹書房、2008年8月)を読む。 初めは4コマ漫画の形式で、次第に(1ページ8コマを基本的に守り…

西原理恵子2冊。

『毎日かあさん5 黒潮家族編』(毎日新聞社、2008年12月)と、 『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(理論社、2008年12月)。毎日かあさん 5 黒潮家族編作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2008/12/15メディア: 単行本購入: 19人 クリ…

Wilhelm Busch und die Folgen(EGMONT, Ehapa Comic Collection, 2007)

『マックスとモーリッツ』でおなじみのヴィルヘルム・ブッシュの、今年は亡くなってから100年目にあたる。ドイツではさまざまな催しが開かれたようだ。 エアランゲンの市美術館では、5月4日から8月3日まで『ヴィルヘルム・ブッシュとその後継者たち』展が開…

マンガばかり読んでいるんじゃないけれど

でもマンガばかり読んでいるような気もする。 ・竹富健治『鈴木先生 6』を読む。鈴木先生 6 (アクションコミックス)作者: 武富健治出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/11/28メディア: コミック購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (71件) を見る…

つげ義春とやまだないと

筑摩からつげ義春全集が出ていて、揃えたいと思いつつ、手を出しかねていたのだ。 買えば全九巻を一気に読むだろう。それに精神的に耐えられるか? ということもあった。たまに短編をひとつふたつ読むのならいいんだけど。 それはそれとして、筑摩であるから…

黒田硫黄2冊

家族で外出、遊びに行こうという予定だったのが、いろいろあって中止、家で過ごす。 娘の風邪、回復してきた。まだ咳は続く。なにやらずっと工作してる。たまにくっついてくる。 今日は独検の試験日だ。学生たち、がんばっているだろうか。 勉強や仕事関係の…

古川日出男と望月峯太郎

タイトルのふたりに関連性はありません。 ・・・古川日出男、『聖家族』読もうと思って買ってきて、その前につい『ベルカ、吠えないのか?』読み返しちゃった。持って出た本を途中で読んでしまい、ではと入った本屋で文庫版を思わず買った(文春文庫)。だっ…

吉田秋生『海街diary2 真昼の月』(2008年10月、小学館)

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)作者: 吉田秋生出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/10メディア: コミック購入: 30人 クリック: 125回この商品を含むブログ (256件) を見る2006年から始まった連載の、単行本2冊目。いい話…

志村貴子『放浪息子 8』(エンターブレイン、2008年11月)

放浪息子 (8) (BEAM COMIX)作者: 志村貴子出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2008/10/25メディア: コミック購入: 11人 クリック: 46回この商品を含むブログ (131件) を見るうーむ、にとりん…。こういう展開かー。 最後の2話、タイトルが「堰」と「決…

武富健治『鈴木先生 5』(双葉社、2008年8月)

鈴木先生 5 (アクションコミックス)作者: 武富健治出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/07/11メディア: コミック購入: 9人 クリック: 45回この商品を含むブログ (80件) を見る教育を扱ったフィクション、小説なりテレビドラマなり、あるいはマンガなり、は…

負傷、『グーグー』

キャベツの千切りをしていて、左手の人差し指の肉を包丁で削いでしまった…。 救急で縫いつけられた、ちゃんとくっつくのかしら…グーグーだって猫である(4)作者: 大島弓子出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/05/30メディア: 単行本購入…

宇仁田ゆみ『うさぎドロップ 4』(祥伝社、2008年5月)

うさぎドロップ (4) (Feelコミックス)作者: 宇仁田ゆみ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2008/05/17メディア: コミック購入: 11人 クリック: 59回この商品を含むブログ (145件) を見る 子育てがテーマのマンガ、あるいは子育てエッセイマンガのたぐいは、これ…

一日、家にいて

今日は大学の授業が休み。一日を家の中で過ごす。 居間で音楽を聴きながら本を読む。サム・ムーアのアルバムをかける。スティーブ・ウィンウッドとのデュエット、"Ain't no love"(これが好き)の次に、"None of us are free"が続く。こちらはスティングとの…

4月のようなわたしの心

授業で疲れ果て、グロッキーで(死語?)他のことができない。専門の本も読めません。授業中はにこやかに、終わればぐったり。教室に緊張してむかい、楽しくできたとうれしくなり、少しして疲労が押しよせる。ドイツ語にはlaunisch wie der April(4月のよう…

黒の増殖、白の拡散。

最近、身の回りのモノに黒が増えてきた。机の上には黒枠のディスプレイと真っ黒のキーボード、黒いブラウンの置き時計。それに先月買ったラクソのデスクライトも黒。腕時計も黒の文字盤に白い数字のもの。たとえばその中にポンとローディアのメモ帳のオレン…

「少女マンガパワー!」展に行った

川崎市市民ミュージアムで2月16日から3月30日まで開催の展覧会。一昨年、昨年と北米を巡回した、日本の少女マンガを紹介する展覧会をベースにしたもの、と。23人のマンガ家とその作品が、原稿や原画などを中心に展示されている。手塚治虫で始まって、よしな…

マンガ評論書2冊、続けて読んだ

ほぼ同時期に出版された、マンガの評論書。ひとつは伊藤剛『マンガは変わる』(青土社、2007年12月)、もうひとつはいしかわじゅん『漫画ノート』(バジリコ、2008年1月)。マンガは変わる―“マンガ語り”から“マンガ論”へ作者: 伊藤剛出版社/メーカー: 青土社…

よしながふみ『あのひととここだけのおしゃべり』(太田出版、2007年)

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり作者: よしながふみ出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/10/04メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 339回この商品を含むブログ (264件) を見る 『西洋骨董洋菓子店』からの、ちょっと遅れてきた(B…