いろいろとせっぱつまっていて、
メモしておきたいことは、たとえば竹富健治『鈴木先生 7』(双葉社、2009年4月)にはもうついて行けないかも、「複数の声」が聞こえるどころか作者の完全ご都合主義的コントロールの世界に入っちゃってるんですけど、とか、こうの史代『この世界の片隅に』(双葉社)は下巻が出て(2009年4月、おお双葉社の4月はすごい)上・中巻と合わせて完結したがこれは非常にリアルな戦時下の物語をかなりメタフィクショナルな手法で描いてしかもあの絵柄、ふしぎなバランスを持った力作、良い作品だ、でもすでにネットマンガ批評家たちが詳しい分析をしていてそれら参照のこと、とか、島本和彦『アオイホノオ 2』(小学館、2009年5月)の表紙はすばらしいし中身もおもしろすぎる、5月12日新創刊の「月刊少年サンデー」にて連載続くようで良かった、とか、2年前に終わった桜玉吉『御緩漫玉日記』(エンターブレイン、2007年4月)をつい読み返しちゃって鬱っぽいときにこんなのひそやかに読むとシンクロしちゃってぞくぞく、とか、マンガからは離れますが小林信彦の週刊文春連載エッセイをまとめたのの新刊『B型の品格 本音を申せば』(文藝春秋、2009年4月)は堀北真希と長澤まさみと綾瀬はるかと香川京子とポール・ニューマンの映画が観たくなるがしかしタイトルがぼくの視線を遮って(血液型の本は視界から消去する癖がついている)この本が出ているのずっと気がつかなかったよ、とか、池田あきこ『ダヤンのスケッチ紀行 ドイツの古城とライン川を行こう』(エム・ピー・シー、2005年11月)は本屋でシリーズが並んでいるのを見つけて買ってみた、イラストと写真満載で楽しめるのだが地名の表記などもうすこし神経を使っていただけるとなお良かった、ライン川がLine riverではちょっと・・・、などなどいろいろあるのに、余裕をもってゆっくり楽しんで書くことができない。小説のたぐいがなかなか読めないのがつらい、早く書きかけの原稿を仕上げなければならない・・・。