ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

5月の光、春の緑

・連休、すばらしい天気、しかしどうやら風邪を引いた。鼻の奥に痛みがとりつき、体の中で寒気がじっと息を潜めて出番を窺っている。たまに背中をなでていく。
・黒出目金のクロが死んだ。具合が悪くなってから半月ほどいろいろ手当を試みたが、救ってやれなかった。娘がベランダの鉢植え(自分で木やコケを植えた「箱庭」)に埋めた。さようならクロ、半年間楽しかった、ありがとう。
・昨日から、高橋源一郎Twitterで夜中に「メイキングオブ『「悪」と戦う』」という「連続ツイート」を始めた。『1Q84』の話から東浩紀桜坂洋の小説『キャラクターズ』へ。小説の作者が「ふたり」であることの意味。「公共空間」としての小説。そのような小説論を、Twitterという「公共性」のある場所で展開する。
・そして今日、竹橋へ向かう電車の中で、河出文庫に入った菊池成孔大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』を読み始めた。二人で行った講義を一人の「僕」の講義という形で文章にまとめる、という形式をとっている。あとがき対談にこうあった。

大谷 こういった本の作り方それ自体の可能性の方に、これからは価値があるんじゃないかなと思うんです。
・・・(中略)
菊地 純文学も二人で書いてもいいと思うんだよね。エリントンの音楽だって、あれ、二人で書いてるんだし、ビートルズなんて、歌詞のキャラは一人だけど、曲のキャラは二人分のバンドだ。

・このようにシンクロすることには、きっと意味がある。ぼくにとっての、どこかからのなんらかの示唆。ゆえにここにメモするものである。
・寒気が「そろそろ本格的にお仕事したいんですけど」と言っているようなので、お引き取りいただくべく、ベッドに入ります。