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吉村正和『フリーメイソン』(講談社現代新書、1989)

 講談社「ベスト・オブ・ベスト・フェア2008」とのことで、本屋に並んでいた。啓蒙主義を含めた17、18世紀に関する勉強として、読む。以下、メモ。
 ・ドイツに最初のロッジが創設されたのは、1737年。ドイツでのフリーメイソンは、啓蒙主義とほとんど同じものと理解されていた、と。啓蒙専制君主フリードリヒ2世もフリーメイソンに加入。レッシングも、1771年に加入。
 ・ドイツにて、1776年に「啓明結社(啓蒙結社)」(イルミナティ)誕生。
 ・神秘主義と合理主義の融合。
 ・フランセス・イエイツの『薔薇十字の覚醒』、まだ読んでいない。読もう。
 ・理性と「自然」(その意味は?)、徳性、道徳。
 ・18世紀、神の時代から世俗化へ、「徳性の涵養による人間の完成」。
 ・『魔笛』:西欧神秘主義+西欧近代の理性主義・啓蒙主義・科学主義。
 ・「万物を見る目」。オベリスク、ピラミッド。そういえば、昔ウィーンで「エジプトマニア」という展覧会を観たっけ。

 
 ところで、ノーベル賞南部陽一郎が書いたブルーバックスクォークについての本、高校のころに読んだのがなつかしい。25年以上前のことだ。3人の受賞、まさにクォーク! クォーク! クォーク! と3回鳴きましたね。