高橋康典『マイスターのドイツビール案内』(2007年8月、幻冬舎ルネッサンス)
ちょっと前に、やれやれ金曜日だ、と一息ついたばかりだと思っていたら、気がつくともう金曜日になっているではないか。2、3日ほど気絶していたとしか思えない。40歳を過ぎると、人生早送りなのか。
さて、アルコールは弱いのだが、ドイツビールの本は楽しく読むのだ。
- 作者: 高橋康典
- 出版社/メーカー: 幻冬舎ルネッサンス
- 発売日: 2007/08/28
- メディア: 単行本
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なにしろマイスターが書いた本であるので、よくあるドイツビール紹介よりも、はるかに詳しい。細かな味の違いとそれを決定する成分、麦芽やホップ、水といった原料の詳しい説明、製法、使用する機器とそのメンテナンスの仕方の解説など、専門的なことが素人にもわかりやすくまとめられている。
体験記だからこそ、ドイツにおける「マイスター」という制度のあり方が具体的によくわかる。著者のビールへの愛も、伝わってくる。読んでいて楽しい。