ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

高橋源一郎・山田詠美『顰蹙文学カフェ』(講談社、2008年6月)

「群像」に連載されていた対談を集めたもの。島田雅彦中原昌也車谷長吉古井由吉瀬戸内寂聴と。
まあね…やっぱり古井由吉がすごいね…

イメージとか表現が、自分とぴったり結びついたら虚言じゃない。でも、それじゃろくなもの書けない。(…)自分が考えてもいなかったこと、考えそうにもなかったこと、そういうことを書いているんだ。虚言症もいいところだよ。

最後に、山田詠美に言われてる…

というか、あなた、一番普通じゃないじいさんなんですけど(笑)

あとは…車谷長吉が実は若いころから作家として超エリートコースを歩んでいた、どこへ行っても編集者が追いかけてくるという存在だった、ということを知ったのが…どうでもいいことだけど…ほほう、と。
ところで、最近、徹夜どころか少し夜更かししただけで、体調を崩してしまう。ああもうだめだ、と思っていたところに、瀬戸内寂聴さん、

高橋  まだ徹夜されるんですか。
瀬戸内 まだできる。二日できる。

寂聴、八十五歳、と。なんですかそれ?