マンガを読む日々
うちにきた3歳児、黒い出目金をみて、
「このおさかな、なんでめがねかけてるの?」
親との親密な、幸せに満ちた世界ののなかに、少しずつ、謎や未知が顔を出す。ほとんどの発話が「これなに?」「なんで?」から始まる、そういう時期なのであった。
そりゃもちろんあたしにとっても世界は謎や未知に満ちているわけだが、しかしそれらの表面にこちらに引き寄せるフックを見出すことはできるだろう、という漠然とした確信(変な言い方だが)がある。手を差し出すための勇気と知識を備えること。それが大人になるということだ。
さて、3月だからマンガを読むのである。どうしてって? 国会で青島幸夫が決めたのだ。
渡辺ペコ『ペコセトラ』(祥伝社、2010年2月)。
- 作者: 渡辺ペコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/02/08
- メディア: コミック
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オノ・ナツメ『さらい屋五葉 第七集』(小学館、2010年3月)。
- 作者: オノ・ナツメ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/25
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第1巻で政が五葉の仲間に引き入れられる場面で描かれた、政とイチとの出会いと、政が剣で闘う場面。そこで生まれた二人の上下関係が七巻で逆転していくのだが、それはやはり政の剣劇場面を契機とするのだ。
ほかにも政が路上で浪人とすれ違いざまに肩をぶつける場面などのように、少しずつ過去のシーンを繰り返しつつずらしていくことで、物語のこの重要な転換点をスムーズにつなげていこうとしている。これからどうなっていくのだろう? どきどき。
西原理恵子『毎日かあさん6 うろうろドサ編』(毎日新聞社、2010年2月)。
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2010/02/25
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武富健治『鈴木先生 9』(双葉社、2010年2月)。
- 作者: 武富健治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/02/27
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次は「演劇バトル」編、だって。やっぱり買っちゃうな・・・。
武富健治は「ハイナー・ミュラー・ザ・ワールド」でハイナー・ミュラーの『画の描写』上演に関わったりと、演劇とも関係が深いらしいので、楽しみである(やっぱり楽しみなんじゃん!)。
白土三平『忍者武芸帳 影丸伝 十、十一』(小学館クリエイティブ、2010年3月)。
- 作者: 白土三平
- 出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ
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さてと、仕事しなくては。