ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

いろいろ。

机の上にほぼ70センチは積み上がった書類やその他の紙類を少しずつ切り崩し始めたのだが、果てしない作業なのだった。授業が始まるまでにはなんとかしたいのだけど・・・。
読んだものいくつか。
藤原えりみ著、いとう瞳イラスト『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社、2010年3月)

西洋絵画のひみつ

西洋絵画のひみつ

これはなかなか良かった。半分ほどはキリスト教、特に聖書についての説明で、西洋絵画と聖書との関わりがわかりやすく示されている。漢字にルビが振ってあるので、小学校高学年から読めるだろう。
うちの新4年生の娘は、表紙に描かれている三つのイラストが誰なのか、ぜんぶわかった。ヴィーナスと、聖母子像と、ヘルメス。神話好きなのだ。
・山内英子『アパートホテルで巡る欧州』(中公新書ラクレ342、2010年3月)
アパートホテルで巡る欧州 (中公新書ラクレ)

アパートホテルで巡る欧州 (中公新書ラクレ)

なるほど、アパートホテルという手があるんだ。日本で売っているガイドブックや旅行会社のツアーなどに頼らない、という積極性と、ある程度の社交性、それと比較的自由になる時間が必要だけれど。
・雑誌「フリースタイル 11」(株式会社フリースタイル)特集は「『日本マンガ全集』編集会議」。呉智英いしかわじゅん村上知彦の三人が、マンガ全集を作るとしたら・・・ということでそのラインナップを検討。意外とあまりおもしろくなかったのは、ページ数が短すぎるからだろう。固有名詞を並べていくだけに終わっている。丸谷才一三浦雅士鹿島茂の『文学全集を立ちあげる』みたいに、単行本一冊分が必要だ。
・雑誌「SIGHT 2010 SPRING」(ロッキング・オン
SIGHT (サイト) 2010年 05月号 [雑誌]

SIGHT (サイト) 2010年 05月号 [雑誌]

渋谷陽一編集の総合誌的雑誌、SIGHT。今号は小沢一郎の特集。小沢一郎という政治家の多面性が浮き上がる。そして、今のマスコミのダメさ加減も、本当によくわかる。さまざまな可能性をはしからつぶしているのは、既存のマスコミだ。オランダ人ジャーナリストで元日本外国特派員協会会長のカレル・ヴァン・ウォルフレンへのインタビューは、広く読まれるべきだと思う。内田樹高橋源一郎の対談、小沢一郎吉本隆明だ、という驚くべき展開。
志村貴子放浪息子 10』(エンターブレイン、2010年4月)
放浪息子(10) (ビームコミックス)

放浪息子(10) (ビームコミックス)

こんなにとらえどころのない主人公もないんじゃないだろうか。シュウのことだが。だんだんついていけなくなってきつつあるんですけど。しかし今回のあんなちゃんはかわいい。
西原理恵子人生画力対決小学館、2010年3月)
西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)

西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)

買うつもりはなかったのだが、つい買ってしまった。そして予想通り。こういうのはライブで見てこそおもしろいのである。

いかん、財政難だ。そろそろ、手当たり次第に買うのはやめないと。