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アンティーク クリスマスグッズ展 若林ひとみコレクション を見に行った

神奈川県民ホールのギャラリーで、ドイツ語の作品を中心とした児童文学翻訳家であり、文京区議会議員でもあった若林ひとみさんが蒐集したクリスマス・グッズを展示する催しが開かれている。関東学院大学の創立125周年を記念する行事のひとつ。関東学院大学の吉原高志教授の企画である。
19世紀から20世紀初頭の、ツリー飾りやオーナメント、ガラス玉やビーズ細工、それに、本当にすばらしいドールハウスの数々。ため息がでるくらい、すてきなものばかり。
若林さんは、残念ながら2005年に、50代になったばかりで亡くなってしまった。
企画力、行動力、そして語学力(通訳としても一流だった)のそろった翻訳家であり、作品を選ぶ確かな目をお持ちだった。
遺作となった、クリスマスに関する2冊の著作も、とてもすてきな本だ。
『クリスマスの文化史』(白水社、2004年11月)
『名作に描かれたクリスマス』(岩波書店、2005年11月)
展覧会は、今度の日曜日(21日)まで(最終日は15時まで)。