ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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昼下がりの児童文学

月曜日。
ずっと良くなかった体調が少しずつ回復、食欲も少しずつ戻ってきた。
午前の授業を終えて、喫茶店でプラーザのマダームたちの中に混じって昼のスープセット(ミネストローネ、パンとサラダ、コーヒー)などを食す。スープは少し塩辛い。
ベテランのマダムが互いの服の褒め合いをしているのに聞き耳を立てつつ、ドイツから届いた本をぱらぱらと眺める。
フランクフルト大学の児童文学研究所とベルリン国立図書館児童書部の編集となる、『児童文学研究2006/2007』(Kinder-und Jugendliteraturforschung 2006/2007,Peter Lang,2007)。Peter Langにネット経由で直接注文した。60ドルに送料18ドル、レートは1ドル100円ほどだったみたい。
論文が5本、ワイマール共和国時代の児童文学におけるサイエンス・フィクション、というやつと、ポップカルチャー・ポップ文学とメディアの総合利用、というのがおもしろそう。
フォーラムとして、児童文学のカノンについて、エーヴァース先生を含めた3人が短い論考を書いている。これも読んでみよう。
300ページ弱のこの本の後半半分は、書評とビブリオグラフィーだ。2006年に発表された本や論文が網羅されている。書評なんて40本以上あるから、すごい。
ビブリオグラフィーのところ、「アジア」の項ではmangaとかanimeとかいった単語が並んでいる。日本の、ふつうの子どもの本は、どれくらいドイツで紹介されているのだろう。
さて、今日はめくってみただけ。
昔話関係の記事もあるから、いずれまた中身を紹介します。
ガスター10を飲んで寝よう。