清野智昭『しくみが身につく中級ドイツ語作文』（白水社、2010年9月）

しくみが身につく中級ドイツ語作文

作文の問題集や参考書ってどうしても途中で飽きてしまう。そうじゃないですか？
でも、この本だとだいじょうぶかもしれない。
同じ著者の『中級ドイツ語のしくみ』もそうだったけれど、この本も形はとてもシンプル。イラストも色分けもぜんぜんない。しかしその分、すごく見やすい。ひとつの課に設問4つずつ、設問ひとつに付き解答・解説が見開き2ページ。模範解答は常に左上。説明はですます調の講義スタイル。
設問がどれも日常的な自然な日本語、そして中級者にとってよくある「もやもや」感を「なるほど！」に変えてくれる解説。
分量はそれほど多くないけれど、読み終えた（解き終えた）人は実力がワンステップ上がった気がするんじゃないだろうか。
そういうのが大事。