ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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箱根に行ってきた

昨年に引き続き、3月の箱根。
今年は芦之湯温泉、鶴鳴館松坂屋本店に一泊してきた。
チェックインの前に、宿の近くの精進池へ。寒い寒い。車のメーターに表示されている外気温は2度。このあたりは、「元箱根石仏・石塔群歴史公園」というらしい。
「二十五菩薩」は、大きな岩に25体の石仏が彫り込まれている。

壮観。
宿は創業は1662年とか。2年ほど前にリニューアルしたとのこと。部屋も心地よく、なにより温泉のお湯が良かった。自家源泉掛け流し、緑や青に色が変わり、澄んだり濁ったりもする。

旅館だが、部屋係というか仲居さんというか、そういうシステムは無し。食事は食堂で。これがまたおいしかった。満足。
一泊して昼前にチェックアウト、しとしと降る雨に少しみぞれが混じっている。仙石原のポーラ美術館へ。日本画の展覧会。コレクションの中から、杉山寧(やすし)という画家のものを中心に、大観や平山郁夫、魁夷、高山辰雄など。
見終わって、窓から外を見ると雪がだいぶ降っている。とりあえず昼ご飯を、と、館内の喫茶店でサンドイッチなど食べていると、館内放送で、車で来ている人は早く帰るように、と。ウエイトレスのお姉さんもやってきて、車で崖から落ちる方もいます、お早めにお帰りください、だって! 崖から落ちるのはいやだ・・・。
あわてて帰途へ。
しかし雪はますます激しくなる。ところどころで、車が道ばたに突っ込んで停まってる。138号、箱根湯本方面は渋滞しているようなので、距離的に近い御殿場へ向かうも、じきに大渋滞、ぴくりとも動かなくなる。雪は積もり、泊まった宿に電話して、状況を話して相談にのってもらった。とりあえずそのまま動き出すのを待つ。カーナビの画面では、チェーン規制のマークが。
しばらくして、宿のかたから電話。この先の乙女峠で事故、通行止めになったと町の放送で流れている、と。数台後ろにパトカーがいたので、行って様子を尋ねると、立ち往生している車がいるらしい。峠の下りはノーマルタイヤでは危ないと。
なんとかUターンして、湯本方面へと降りていく。すごい雪! もうあと数日で4月なのに。

停止状態から思い出したようにのろのろと動く、そんな渋滞を何とか耐えて、なんとか暗くなる前に湯本まで降りられた。湯本では雨。
いやあ、ピンチであった。
なんとか無事帰宅できたことも含めて、良い休暇だったな・・・。