ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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新宿にて本屋をさまよう

 昨年11月にオープンした、ブックファースト新宿店へ行く。
 ブックファースト阪急電鉄グループの書店だが(だから関西が中心)、関東でもその数を増やしている。渋谷にでかいのがあったけれど、ビルが壊されて閉店、新たな旗艦店として新宿は「モード学園コクーンタワー」の中に登場、と。
 渋谷は大盛堂も旭屋もなくなって(旭屋は以前よく行っていたなあ)、ブックファーストがその旭屋のあとにちっちゃく再オープン、本屋に関しては不毛地帯になった。妙におしゃれなパルコのリブロと(みかんぐみの設計とか)、Bunkamuraナディッフ モダンくらいかしら。
 一方新宿はと言えば、紀伊国屋の南口のほうのやつ、ジュンク堂、そして今回のブックファーストと、巨大書店が充実してきた。小田急線の人としては、うれしいのである。
 そのブックファースト新宿店だけど、あの妙なコクーンタワーの下だからか売り場の構成も妙で、いくつかのゾーンに別れていてそれぞれを行き来するには一度ドアを開けて中庭のような空間に出ていかねばならない。単なる四角形の売り場じゃなくて、入り組んでいて見通し悪く、それが逆におもしろい。
 渋谷にもあった広大な雑誌売り場が、ここにもある。洋雑誌も含めて、おしゃれ系が多いか。渋谷にはドイツのインテリア雑誌なんかもあったけれど、見あたらなかった。洋販がつぶれたせいかな。ミニコミ雑誌のコーナーがあり、そこで東京子ども図書館発行の『新・この一冊から 子どもと本をつなぐあなたへ』(「新・この一冊から」をつくる会編、2008年6月)を見つけ、購入。
 空間はたしかにおもしろいんだけど、本の陳列のしかたなどはそれほどいいと思わなかった。新刊コーナーなども、売れ筋のよく見る本がよくあるように並べられ、それもひとつひとつの本が何冊も、大きく場所を取っている。子どもの本のコーナーは、なかなか充実していた。
 西口には大きな本屋がなかったし、駅から地下道を通って外に出ずに行けるので便利がいい。ありがたい。

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ところで、3月刊行の光文社新訳文庫、
「黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ」ホフマン、大島かおり/訳
「白い牙」ロンドン、深町眞理子/訳
である。
島かおり訳のホフマン、楽しみ!