ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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「BRUTUS TRIP 02 2008 July」(マガジンハウス)

 昨年創刊された雑誌、「BRUTUS TRIP」。これが3冊目のようだ。今号では、「ベルリン×クリエイター誘惑都市の50軒」と題した記事が掲載されている。デザイナーやアーチストなどの紹介とちょっとしたインタビュー。1ページ大の写真で構成されていておしゃれだけれど、その分読みにくいのは仕方ないか。「ベルリン在住クリエイターがお薦めする、50のアドレス。」(敬語間違ってないか?)では、ベルリンのおすすめスポットを紹介。実用的というより、雰囲気もの、ですね。メインで記事を書いているのは、ドイツものでブルータス系といえば、の浦江由美子だ。
 それよりも、個人的には、ファスビンダーに関する記事のほうが興味深かった。写真家の若木信吾が、ファスビンダーゆかりの人、場所を訪ね、写真を撮り、文章をつづる。RWFの元妻で歌手・女優のイングリット・カーフェンの写真がとてもいい。足立ラーベ加代の「なぜ、今、ファスビンダーなのか」も、簡にして要を得ている。作品年表もあり。
 あと、フランクフルトのクラブシーン紹介、っていうのもあった。それと、サッカーEURO2008の決勝戦が開かれるウィーンの紹介記事3ページも。書いているのが「ブックディレクター」の幅允孝という人だからか、半分は本屋の紹介なのがおもしろい。