ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

石井桃子、文藝春秋の記事

 今月の文藝春秋(2008年6月号)に、「石井桃子さんと五・一五事件」という記事が載っている。著者は犬養康彦、石井桃子が『くまのプーさん』を英語から日本語にその場で訳しながら読み聞かせをしたきょうだいの、弟の方だ(姉は犬養道子)。
 文藝春秋だからなにやら勇ましいタイトルがつけられているが、内容は石井桃子についての回想記。五・一五事件と関わったのは犬養氏の母の方で(犬養家の嫁なのだから、当然だ)、その夜に石井桃子が駆けつけてくれたと。そこからふたり(石井桃子と犬養氏の母、仲子。長与善郎の姪)の交流が深まった、とのこと。石井桃子と犬養氏とは、それほどやりとりがあったわけではないようだ。