ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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火曜日は

ずっとしゃべりっぱなし、な一日である。疲れたのでドイツ児童文学賞についてはまた今度、だ。
今日のドイツの子どもの本についての講義。啓蒙主義、17・18世紀という時代とコメニウス『世界図絵』の話をした。
コメニウスという人物にしても、視覚文化の話にしても、あるいは啓蒙と教育の話にしても、いろいろとおもしろいところが多いのだが、ほんのさわりだけ。
フーコーと「表象」、「言葉」と「物」、薔薇十字、ロンドン王立協会、ポール・ロワイヤル文法・・・。このへんはちょっと掘るといろいろなものが出てくる。
今読んでいる三中信宏『進化思考の世界』とも関係してくるかな。博物学からダーウィンへ。分類と系統をもとにした体系。
あまり「児童文学」っぽくなかったか。まあいいか。
次回はロマン派の時代だ。まずはブレンターノ/アルニム『少年の魔法の角笛』を。吉原高志先生の白水社版が課題図書である。