夏休みの一週間
・月曜からウチの夏休み始まる。まずは旅行。今年は小淵沢だ。リゾナーレである。娘は工作をし、プールで遊ぶ。大人はおいしい料理を楽しむ。のんびり。
ホテルで見たニュースでは再びの猛暑のようだったが、こちらはだいぶしのぎやすい。つかのまの避暑。
・旅行中の読書は、丸谷才一『文学のレッスン』(新潮社、2010年5月)。語られる本を読みたくなるのがさすが。またあとで感想を書こう。
- 作者: 丸谷才一,湯川豊
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/05/01
- メディア: 単行本
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・旅行から戻って、家族で『借りぐらしのアリエッティ』を見にいく。画面がきらきらと輝いている。原作とは少し異なる、ほのかなラブストーリー。なかなかいいのではないでしょうか。佳作。雑誌「BRUTUS」のジブリ特集と、「CUT」の宮崎駿・鈴木敏夫・米林宏昌インタビューを読んで復習。
メアリー・ノートン『床下の小人たち』については、昨年末にここに少し書いた。
http://d.hatena.ne.jp/hndm64/20091219/1261217518
http://d.hatena.ne.jp/hndm64/20091223/1261581382
「人間だって自然から『借りぐらし』、滅び行く運命」的なモチーフは、今回の『アリエッティ』にはなかった。それで良かったと思う。宮崎駿が監督していたらそれがもっと出てきてただろうけど。
あと、内田春菊『南くんの恋人』を思い出したよ。
ハルさんは声が樹木希林で、「ジュリ〜」の動きをやっていて笑った。
・娘が「川崎市小学生下水道作品コンクール」(そんなのあるんだね)標語部門で準特選に選ばれ、表彰式へ行く。川崎市副市長から賞状を受け取る。来賓祝辞、川崎市議会議長が子どもに語りかけることばを持っていないことに驚く。審査をした小学校の校長先生、「国語研究会」の副代表とのことだったが、日本語があまりにボロボロで驚く。「ご紹介していただいた」とか「選ばさせてもらいました」とか言うし、主語と述語もずれまくり。
・これで今夏の我が家の夏休みはおしまい。さて、しかしまだひとつ、大物の採点が残っているのであった。