ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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昔の"Meine Fibel"より

 手元にあった、Meine Fibelというタイトルの、たぶん小学校1年生の国語(ドイツ語)の教科書より、アルファベットの筆記体の練習。

これはたぶん1950年代のもので、Ernst Klett Verlag Stuttgart刊。本の中身は活字で組まれていて、その巻末についている表。「3階建て」がよくわかる。それと、絵がかわいい。




1960年か70年代、Arthur Geist Verlag, Bremen刊。こちらは最初が筆記体で、後半は活字という体裁だ。このイラストも好み。

 どちらも筆記体の種類としてはLateinische Ausgangsschriftというやつのようだ。前回紹介した本によれば、全面的に文字をつなげて書く書き方。大文字のLとS、TとJとI、は慣れないと見分けが難しい。
 詳しくは知らないのだけれど、ドイツの小学生はまず筆記体の書き取りを習うらしい。有名なドイツの万年筆メーカーであるペリカンの製品に、小学生用万年筆「ペリカーノジュニア」がある。日本でも1500円ほどで売っているけど、これがちょっといい感じなのだ。