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「クレア・トラベラー」3月号はウィーンとブダペスト特集

文藝春秋から2か月に一度出ている雑誌、「クレア・トラベラー」の3月号は、ウィーンとブダペストの特集だ。「マリア・テレジアエリザベートが愛した2つの古都のすべて」、「ハプスブルク家、皇妃たちの物語」と銘打たれている。この雑誌は初めて読んだけれど、なかなか力のはいった誌面で、読み応え、見応えがあって驚いた。880円である。

CREA TRAVELLER (クレア トラベラー) 2009年 03月号 [雑誌]

CREA TRAVELLER (クレア トラベラー) 2009年 03月号 [雑誌]

ウィーンとブダペスト、このへんはうちの妻が大好きなところなんだ。ウィーン編の中心である、ふたりの皇妃を紹介するページの、「構成・文」は小宮正安とある。横浜国大の先生で、ドイツ文学に留まらず文化・芸術、都市論など、幅広い分野で活躍している方だ。まだ30代ではなかったか。オペラやハプスブルク家に関する著書が多数ある。集英社新書の『愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎』はとてもおもしろく読んだ。こういう雑誌やテレビにも登場する、独文関係ではめずらしいタイプだと思う。
ウィーンの「食」紹介のページでは、ふたりのマイスター、栢沼稔氏(1982年コンディトールマイスター)、神田真吾氏(2004年、ヨーロッパ人以外で初のキュッヘンマイスター)が登場。赤坂にふたりの店がある。その神田氏おすすめのレストラン紹介、そしてカフェの紹介。カフェ・ツェントラルやハヴェルカも出てる。これは、栄養大学の学生に見せたいなあ。
あとはアウガルテンとか、クリスタルのロブマイヤーとか。もちろんホテルの紹介も。
インスブルック紹介を挟んで、ブダペスト。こちらはシシィ中心ですね。ゲデレー宮殿、聖イシュトバーン大聖堂などなど。あと温泉!
しかし、このきらびやかな雑誌の読者層はどんな人たちなんだろう。アラフォーとかかしら?