ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

はてなダイアリーから移行。元は読書メモ、今はツイッターのログ置き場。

半年の長さ短さ(センチメンタル注意)

3月のあの日から半年が過ぎ、ようやく、という思いと、もう、という感覚が重なり合うのだが、しかしそれは過去を振り返ればいつもそうなのだった。
直前に体調を崩し、そこへ震災と原発事故。あれいらいテレビのニュースにあるいはネットにかじりつき、必死で情報を集め、わき上がる不安をなんとか制御しようと試み、それは時に安全バイアスの罠となり時に過剰な心配を呼び、そんなふうにふらふらしつつなんとか仕事をこなしてきた。
プライベートでも病気や死が例年になく身近に寄ってきた。
今年は生きているだけで精一杯。ゆっくり着実に人生の風景が変わっていく。そういう年齢なのだろう。
見るに辛い世界にも、残酷な風景にも、どうしようもなく美が宿っているのがやっかいだ。

ちょっと、画面とそこに流れる文字ばかりを見つめすぎた気がする。「情報」に少々うんざりしてきた。コントロールしそこなっている心と体を、どこかに運びだしたい。
どこに、だろう?
たぶん、わかってはいるのだ。