ホンダヨンダメモ(はてなダイアリー版)

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先週末は

悲しいことがあった。
時間というものはこんなにもきちんと経ち、生じるはずのことは着実に現実となっていく。
遺影はきっぱりと生ききった、りりしい姿だった。あら、ほんだくん、という声の記憶がよみがえる。
いろいろあって通夜にも告別式にも終わるころにしか出向けなかった。誰が悪いわけでもないがゆえに、いっそう我が身の「そういう人生」ぶりが身にしみる。ちょっとこたえた。
お遊戯の時間、クラスメイトたちが手をつなぎ合ってつくる、その輪がぼくの目の前で閉じられる。小学校の最初の記憶。
だがそんなことは結局どうでもよいのだ。過去も未来も、目の前のコンスタントな日常の中にある。恩師である喪主の挨拶と出棺にはかろうじて立ち会えた葬式からの帰り道、とりあえずやろうと思ったことを、今日はやった。親の顔を見に行き、崩していた体調がもどりつつある母と、亡くなったかたの話をした。家に戻って、妻と娘と、今日あったことを話しながら夕飯を食べた。
しばらくしたら、お線香をあげにいこう。